もうすぐ敬老の日。おじいちゃんおばあちゃんにおせんべいを贈りませんか?昔ながらの製法をそのまま守っているおせんべいや、技術の進化でおいしくなったものなど好みに合わせて選べます。おすすめのおせんべいを贈ってみてはいかがでしょうか?
パリパリと薄くて軽いおせんべい
薄いおせんべいなら、高齢の方でも歯への負担が少なく食べられます。パリパリとした軽やかな食感は楽しく食べられます。一口でつまめる小さなものから、最初にパリンと噛むのが嬉しいやや大きめののものまでメーカーによって様々。塩やサラダ味がベースになっていますが、好みの味を探すのも楽しいですね。
オランダ煎餅ー酒田米菓
元祖うす焼きせんべいを銘打つ東北を代表する酒田製菓。山形のソウルフードとまで公言するほど東北地方で愛されています。ネットで気軽に購入できるようになった今こそ、東北の方以外に珍しくておいしいおせんべいを贈るのはいかがでしょうか。
何といってもかわいいパッケージ。ビビットなオレンジをベースにオランダ風衣装を身にまとった女の子のデザインが何といってもかわいくて目を引きます。オランダとは山形弁で「自分の」という意味。「オランダせんべい」とは、「自分たちのせんべい」という意味になります。
わずか3㎜の極薄に焼き上げられているのがパリパリの秘密。味はサラダ味が基本ですが、梅こんぶや焼トウモロコシ、柚子こしょうなど定番から期間限定の味まで様々な種類があります。第17回全国菓子大博覧会で名誉総裁賞を受賞しています。
〈酒田米菓HP〉
https://www.sakatabeika.co.jp/
うすば焼ー山根製菓
東京足立区にある山根製菓。昭和10年創業のおせんべいやさんですが、戦前からいち早く薄く焼いたおせんべいを製造販売していました。米不足の時代にできるだけ薄いおせんべいにすれば、数多く作って販売できる、という発想からはじまりました。薄焼き煎餅を焦がさずに焼く技術を今に継承しています。
うすば焼が入った化粧箱は贈答用にぴったり。きれいに並べられたうすば焼は、全個数が見えるように配置されています。整然と並ぶ様は芸術品。割れないように販売するのが大変な薄焼きですが、丁寧に個包装されており、山根製菓の長年の努力と工夫によって大事に届けることができます。
長方形に薄く焼かれており、片手でつまんで食べられます。パリッと軽い食感、二口ぐらいで食べきれる大きさです。海老、胡麻、白胡麻、あおさ海苔、のり巻きなど味のバリエーションも豊富です。詰め合わせは39枚入り、58枚入り、77枚入りと揃えています。第16回菓子博覧会にて高松宮名誉総裁賞受賞しています。
〈山根製菓HP〉
https://yamaneseika.com/
小さくてつまみやすいおかき
数種類のおかきやおせんべいが入った魅力的な小袋。一口で食べられる大きさで、辛い、甘い、変わり種など粒ぞろいのおかきやおせんべいが勢ぞろい。メーカーの売れ筋すべてのノウハウが詰め込まれているため、お得感も満載です。
銀座七福神ー幸煎餅
1970年代には食べやすさを売りに一口おかきを開発していた幸煎餅。もともとは小さな丸いおかきに7種類の味をつけた商品を七福神と名付けたのが始まりです。今回は、味も形も違う7種類のおせんべいが入った「銀座七福神」をご紹介します。銀座とついていますが、本社は群馬県前橋市になります。
パッケージはもちろん七福神の絵柄。日本画調ではなく、アニメチックでポップなデザインになっています。色も明るく、可愛らしいので場の雰囲気が明るくなります。包装紙も個包装も七福神が描かれており、ベースが金色のためお祝い感満載です。
7種類の内訳は、【溜り醤油】醤油煎餅、【甘辛風情】甘辛煎餅、【双目糖】ざらめ、【桜海老】海老煎餅、【落花生餅】ピーナツおかき、【滋養黒胡麻】胡麻煎餅、【甘露抹茶】抹茶りんかけ。甘辛揃って楽しめます。
〈幸煎餅HP〉
https://www.7292.com/
てのひら日記ーもち吉
九州に本社を構えるもち吉は今や全国に店舗を拡大し、気軽に購入できるようになりました。ふわさくの軽い歯ごたえと、九州ならではの甘みの強いおせんべいやおかきがメイン。品ぞろえが豊富で様々なバージョンが揃っています。
パッケージは明るい色調の和柄。手毬をあしらったデザインで、華やかな印象を与えてくれます。和紙の模様も生かした和風がベースになっており、日本ならではの贈り物として最適。サイズは大小取り揃えられていますが、大きくなると缶入りになっており、小物入れとして喜ばれます。
8種類のおせんべいとおかきのミックス。【雪解け】黒胡麻、【桜ひとひら】しそ、【願い短冊】海苔巻、【花火】きざみ海苔、【いちょう並木】チーズアーモンド、【秋の海】めんたい、【雪結晶】青のり、【白梅】梅ざらめ が入っています。
年配の方だからといって柔らかいものを好む方ばかりとは限りません。やっぱり米菓は、醤油せんべいに限る!とう方もいらっしゃるでしょう。草加せんべいに代表される硬くて食べ応えのあるおせんべいはいかがでしょうか?
〈もち吉HP〉
https://www.mochikichi.co.jp/
やっぱり堅焼きの醤油せんべい
小宮せんべいーかたやき
堅焼き醤油せんべいといえば、草加せんべい!その中でも明治40年創業の老舗「小宮せんべい」をご紹介します。伝統ある「蒸篭蒸」「天日干し」「炭火手焼き」を今でも続けており、昔ながらの堅焼きせんべいを食べたい方には、これこれ!と思っていただけるおせんべいです。
老舗でありながら、他企業やデザイナーとのコラボ企画をしているため、米菓になじみのない若年層も目を引くポップなパッケージもたくさんあります。もちろん敬老の日に合わせて、落ち着いた老舗らしい贈答品もあります。
おせんべいの種類は豊富にありますが、主力である堅焼きせんべいもパターンがいろいろ。【沖の石】かたやき、【石がさね】あつやき、【ごま吹雪】ごま、【のり吹雪】のり、【夕なぎ】えび、【こも辛し】辛し、【すみ衣】のりはり、などがあります。
〈小宮せんべいHP〉
http://www.komiya-senbei.co.jp/index.html
せんべいや喜八堂ー生醤油シリーズ
東京神田で昭和2年に創業し、現在は千葉県野田市に本店を構えるおせんべい専門店。原料、調味料にこだわっており、お米は関東平野でとれる上質米、調味料も国産は当たり前でほぼすべて無添加で作られています。近年ではなかなか手に入れることができない安心安全の食べ物です。
おせんべいの見た目がもう、濃い口醤油好きの人間なら一目でわかる理想の醤油せんべいになっています。ふくらみをいかしたごつごつとした外観にしており、際立った醤油の焦げ色が食欲をそそります。香りまで想像してしまいます。
生醤油シリーズはみりんも砂糖も使っておらず、本当に生醤油とお米の味だけが楽しめる逸品。旨味調味料に慣れた舌にはいささか物足りなさを感じるかもしれません。食べているうちに本来の醤油とお米の美味しさに舌が気付くことでしょう。
〈せんべいや喜八堂HP〉
https://www.senbei.co.jp/
おせんべいよりおかき好き
実はおせんべいよりおかきのほうが歴史が古く、庶民の保存食として各家庭で作られおやつとして食べられていました。特に西日本ではおかき専門店の老舗は多く、身近な存在として食べられています。子供の頃から食べなれているおかきを好む年配の方におすすめします。
昔造り辻茂ー田舎焼
大阪府阪南市に本店を構える昭和14年創業のおかき専門店です。関西ではおせんべいよりおかきが愛されており、今でもおかき専門店が多くあります。辻茂製菓もおかきにこだわりを持ち、原材料や製法は昔ながらの変わらぬ味を継承しています。
袋入りの商品とともに贈答品も取り揃えており、様々な味が楽しめます。素焼きは辻茂を代表する商品であり、原材料の良さがはっきりとわかります。青のりや海老などを練りこんでおり、素材そのものをじっくりと味わうことができます。
白餅、黒ごま、青海苔、金ごま、海老の5種類が素焼きの定番。他にも現代風にアレンジしたマヨネーズ味が人気の商品ですが、たこやちりめんを練りこんだおかきにも挑戦するなどチャレンジ精神も旺盛です。
〈昔造り辻茂HPオンラインショップ〉
https://shop.tsujimoseika.com/
いづみあられー田舎かきもち
こちらも大阪府の老舗店舗。岸和田市で昭和23年に創業されました。国産のもち米を使っているのはもちろんですが、職人の手焼きにもこだわっています。モットーは”我が子に食べさせたいかきもちを作る”です。毎日食べられる安心安全なおやつを目指しています。
見た目は本当に素朴なおかき。素焼きの滋味が伝わってきます。佐賀県産のひよく米を使用しており、もち米のうまみをじっくりと味わうことができます。職人が一枚一枚丁寧に焼いたおかきもおすすめですが、焼く前の生おかきも販売しています。
田舎かきもちは、海老・黒ゴマ・青のり・プレーンの4種類。自宅用の袋入りや、大人数むけのものまで状況に合わせて購入できます。米菓は湿気やすい難点があるので、少量ずつ長く楽しみたい方には生おかきがおススメです。少量をトースターで簡単に作ることができます
〈いづみあられHP〉
https://www.izumiarare.com/
敬老の日にはぜひ米菓を!
米菓が好きなおじいちゃんおばあちゃんが身近にいらしたら、ぜひ好みのおせんべい・おかきをプレゼントしてみてください。今はネットで全国どこの商品も買える時代になりました。想い出のおかき、斬新なおせんべい、今の体調にあった軽い米菓などきっとピッタリのものが見つかります。